[最終更新日]2021年8月29日 [読了目安]こちらの記事は3分程で読めます
夏休みをつかって函館から新幹線で青森県に入り、縄文遺跡や白神山地をぐる~と回った30代の気まま旅を綴っています。
今回は、青森県立美術館と棟方志功(むなかたしこう)記念館。
青森県立美術館には…
・"無料"で見られる奈良美智さんの作品2点
・常設展のシャガール
・ランチやカフェにおススメな美術館内のレストラン
など、おススメがいっぱいです。
1. 青森県立美術館の屋外作品2点
白い外観が目をひく青森県立美術館は、三内丸山遺跡の隣に位置します。
名称:青森県立美術館
住所:青森県青森市安田近野185
この美術館には拝観料が必要な常設展・企画展以外に、拝観料が無くても見られる作品が2点あります。
無料で見られる作品は2点とも屋外にあり、青森県出身の奈良美智(ならよしとも)さんの作品です。
さっそく見に行ってみましょう♪
あおもり犬
美術館の建物に入らず、案内にそって坂をくだって、
階段をのぼって、美術館のバックヤードのような道をすすんで…
「こっちで大丈夫なのだろうか…?」
と、不安になること約5分。
奈良美智さんの作品「あおもり犬」とご対面
地面から上半身だけ出した巨大な犬が出てきました!!
3面コンクリートの壁に覆われ、天井はないので青い空が広がる屋外作品。
近づいてみると大きさに驚きます。
柵などは無いので、作品に触れないようにしながら裏側から見てみたり
下から見上げてみたり
他に見学者がいなかったので、ゆっくりのんびり鑑賞出来ました。
ちなみにこの作品、常設展からはガラス越しに見ることが出来ます。
ガラス越しでも素敵ですが、
せっかくなら近くから見上げて、迫力を体感してみてください♪
八角堂《Miss Forest / 森の子》
こちらも奈良美智さんの作品で、屋外にあり誰でも無料で見ることが出来ます!
すこしわかりにくい場所にありますが案内版の「八角堂」の矢印に沿って向かいます。
八角形の壁の中心に《Miss Forest / 森の子》があり、
この作品もぐるりと360度から見ることができました。
2. シャガールが見られる常設展
常設展の最初に登場するのが、ここの目玉作品!
シャガールによるバレエ「アレコ」の背景画です。
どーーーーん!!
「アレコホール」と名付けられた縦・横21m、高さ19mの大きな空間に飾られています。
青森県立美術館が所有するのは上の写真の第1幕、第2幕、第4幕になりますが、
今なら第3幕の背景画《ある夏の午後の麦畑》もアメリカの美術館から長期借用中で見られるのです‼
背景画全4作品が揃った貴重な機会に行けて良かったです♪
第3幕が見られるのは2023年3月頃(予定)だそうです。
他には、奈良美智さんの作品がたくさんあり(ガラス越しの『あおもり犬』以外は写真撮影禁止)
青森県出身・木版画家 棟方志功さんの作品なども見ることが出来ました。
青森県立美術館の常設展は、三内丸山遺跡や棟方志功記念館の半券を提示すると団体料金で入れるので、同じ日に巡る方はお忘れなくです♪
3. レストラン『cafe 4匹の猫』
ミュージアムショップの奥にあり、美術館の展示を見なくても利用可能です。
パスタ、カレー、ピラフなどの食事メニューだけでなく、
青森県産のりんごを使ったアップルパイ・りんごのタルトなどケーキセットもあるのでカフェ利用にもおススメです。
私はランチで『色彩トマトのペペロンチーノ』を注文しました。
見た目以上にミニトマトがたっぷり入っていてビックリ!!
1パック分以上は入っていたんじゃないかな?!
外食でこんなに野菜が食べられるなんて思っていなかったので最高でした♪
そして、連れが頼んだのは『あべ鶏のB・L・Tベーグル』
青森県五戸町で飼育されたあべ鶏が食べられるご当地メニューです。
スープ付きで880円なので、軽食程度に思っていたら、
ベーグルとサンドの中身が別々に提供され、とってもボリューミーでした!!
ベーグルに収まりきらない量でしたので、
フォークとナイフを使って、別々に食べていました。
食後に頼んだ『青森県産りんごのシャーベット』も美味しくて、期待以上に素敵なお店でした。
大きな窓もあり明るく居心地の良いレストランですので、よかったら立ち寄ってみてくださいね。
営業日・時間はコロナの影響で変更している場合がありますので事前に公式サイトをご確認下さい。
レストラン:城ヶ倉観光 | cafe 4匹の猫 |
美術館:青森県立美術館
※青森県立美術館は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため2021年9月1日から9月30日まで臨時休館です。
4. 棟方志功記念館
棟方志功記念館へは、青森県立美術館からタクシーで15分ほど。
名称:棟方志功記念館
住所:青森県青森市松原2丁目1−2
敷地に入ると池泉回遊式のきれいな庭園がお出迎えしてくれます。
建物に入って、受付のある2階へ。
チケット売り場の隣りではドキュメンタリー映画「彫る 棟方志功の世界」が上映されています。
ちょうど始まったばかりだったのでイスに座って鑑賞したのですが、短編かと思いきや…
38分の大作でした!
棟方志功さんが青森県で育ったところから、木版画家としての生涯が描かれています。
ランチ後だったので、途中…ウトウトしちゃいながらも
青森県の冬の厳しさや、棟方志功さんの木版にかけた情熱・奇人っぷりがよくわかりました♪
そして、となりの展示室へ。
『1点1点をじっくり見てほしい』というコンセプトがあるようで、展示室はあまり広くありませんでしたが作品だけでなく、版も展示してありました。
帰りは、近くのバス停からJR青森駅へ向かいました。
バスの本数は多くないので、受付で時間とバス停の場所を確認してから見学するのがおススメです。
青森駅に向かうバス停は2か所ありますが、私は『棟方志功記念館通り』から乗りました。
バス停前にファミリーマートがあったので、アイスコーヒーを飲みながらバスを待てました♪
バス停:棟方志功記念館通り
住所:青森県青森市松原1丁目14
営業日・時間はコロナの影響で変更している場合がありますので事前に公式サイトをご確認下さい。
※棟方志功記念館は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため2021年9月1日から9月30日まで臨時休館です。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
棟方志功記念館は少しマニアック向けかもしれませんが、
青森県立美術館は、白い建物自体がアイコニックできれいな写真を撮りたい方にもおススメです。
現代アートで有名な奈良美智さんの作品が2点も無料で見ることができるなんてすごいですよね♪
時間が足りない方はこの2点の作品だけでも必見です!
お隣の三内丸山遺跡と併せてぜひ見てください♪♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました(*^^*)