直島観光モデルコース|瀬戸芸2025を日帰りで楽しむアートな1日プラン

 

 

[最終更新日]2025年5月28日 [読了目安]こちらの記事は7分程で読めます [ad]アフィリエイト広告を利用しています

 


Nasuchi

こんにちは、島旅が好きな30代会社員のNasuchiです。
2025年のゴールデンウィークに、4回目の直島を訪れてきました!

 

今回の旅のテーマは、「ベネッセエリアをしっかり巡る」こと。

限られた時間の中でも、島の空気とアートをたっぷり味わえるよう、1日のプランを立てました。

 

ちょうど3年に一度のアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭(通称・瀬戸芸)」の開催年ということもあり、島内はとてもにぎやか。

せっかくなら家プロジェクトにも立ち寄りたい…と、気づけばちょっと欲張りなモデルコースに。

 

今回は、電動バイクで移動しながら美術館やアート作品をめぐった1日を、写真とともにご紹介します。

 

「日帰りだけどしっかり楽しみたい!」という方の参考になればうれしいです。

 

 

 

 

 

. 【モデルコース全体像】日帰りで巡る!私の1日プラン


美術館やアート作品が点在し、1日ではとても周りきれない直島。

そんな中、今回は「ベネッセエリアをしっかり巡る」ことをテーマに日帰りプランを立てました。

 

人気施設は混雑していたので、絶対に見たい作品や美術館をあらかじめ決めておくのがポイントです。

 

🕒 モデルコースの流れ(ざっくりタイムテーブル)

時間帯 行き先・内容 所要時間(目安)
8:12 高松港発(フェリー) 50分
9:02 宮浦港着 → バイクレンタル(おうぎや) 15分
9:40 ヴァレーギャラリー 約20分
10:00 李禹煥美術館 約30分
11:00 杉本博司ギャラリー「時の回廊」(要予約) 約40分
11:40 草間彌生「南瓜」→ 屋外アートを見ながら移動 約30分
12:10 ベネッセハウスミュージアム鑑賞+ランチ 約1.5時間
14:15 地中美術館(要予約) 約1時間
15:30 本村エリア 家プロジェクト一部を散策 約30分
16:00 ジェラート休憩(naoshima gelato)→ 宮浦港へ戻る 30分程度
16:30 赤かぼちゃ見学・フェリー待機 -
17:00 宮浦港発フェリーで高松港へ 50分

 

※直島へのアクセス方法(高松港・宇野港の比較やフェリー・バスの情報など)は、

 ▶︎こちらの記事で詳しく紹介しています

 

2. 【午前の過ごし方】ベネッセ美術館エリアをじっくりと


直島観光のスタートは、高松港から朝のフェリーで出発。

GW中だったので、チケット販売開始(出航の約40分前)に合わせて港に到着しました。

 


Nasuchi

この時間ならフェリーは座れましたが、ギリギリに来た方は座れず立っている様子も。

 

宮浦港に着いたら、予約していたおうぎやで電動バイクを受け取り出発!

まずは、今回の旅のメインであるベネッセエリアを目指します。

 

🖼️ヴァレーギャラリー(パスポート対象)

最初に立ち寄ったのは、2022年にオープンした「ヴァレーギャラリー」。

 草間彌生さんのミラーボール作品が、建築家・安藤忠雄さんによる直線的なコンクリートの空間にとどまらず、庭や池の外空間へと広がっていく様子が印象的でした。

光や風の存在を強く感じられる展示で、朝の空気の中で訪れるのにぴったりの場所です。

 

ヴァレーギャラリー

 

🖼️李禹煥美術館(パスポート対象)

次に向かったのは、李禹煥(リ・ウファン)美術館。

こちらも建築は安藤忠雄さんによるもので、最小限の構成で成立する作品と空間との調和がとても美しかったです。

屋外にも作品が設置されており、直島の自然や瀬戸内海の風景と一体化するような展示も見どころでした。

 

李禹煥美術館

🖼️杉本博司ギャラリー「時の回廊」

(1,500円/パスポート対象外/要予約)

2022年に誕生した、ベネッセハウス内の完全予約制ギャラリー

 杉本博司さんの作品に囲まれた静かな空間で、お茶と和菓子を楽しめるひとときが含まれています。

 

杉本博司ギャラリー「時の回廊」

 

🎨草間彌生「南瓜」〜屋外アートの散策

海辺に佇む黄色い「南瓜」は、直島のアイコン的存在。

行列ができていたため、今回は浜辺から撮影しましたが、それでも十分な存在感でした。

 

この先ベネッセハウスミュージアムまでは屋外アートが点在します。

また、李禹煥美術館〜南瓜の区間は徒歩移動が基本です。
 (タイミングが合えば、町営バスやベネッセの送迎バスも利用できます)

 

草間彌生「南瓜」

大竹伸朗「シップヤード・ワークス 船尾と穴」

ウォルター・デ・マリア「見えて/見えず 知って/知れず」

ジョージ・リッキー「三枚の正方形」

 


Nasuchi

GWも日差しが強かったので、夏や秋に行く方は日傘・アームカバー・水分補給をお忘れなく!

 

🖼️ベネッセハウスミュージアム & カフェでランチ(パスポート対象)

午前の最後は、ベネッセハウスミュージアムへ。

まずはカフェで順番札をもらってから作品を鑑賞。

 

ベネッセハウスミュージアム

 

ランチの順番が近づいてきたため、少し駆け足で見終えて2階のカフェへ。

大きな窓から海を望む席で、アートと自然を感じながらゆったりとした時間を過ごせました。

 

ベーグルサンド 1,300円

瀬戸内檸檬クリームパスタ 1,500円

 

3. 【午後の過ごし方】地中美術館から本村エリアへ


ランチ後はベネッセエリア北ゲートに置いておいたバイクで移動し、地中美術館のチケットセンターへ。

 

🖼️地中美術館

(土日祝:オンライン購入で2,700円/パスポート対象外/要予約)

今回の旅で、一番楽しみにしていた10年ぶりの地中美術館。

 建物は安藤忠雄さんの設計で、自然光を活かした展示が特徴です。

 

地中美術館

印象に残ったのは、ウォルター・デ・マリアさんの部屋。

中央の黒い球体は、某漫画『GANTZ』を思わせるとも言われますが、今回は球体だけでなく金色の木彫や空間全体に引き込まれ、礼拝堂のような神聖さを感じました。

 


Nasuchi

館内は写真撮影不可。物音や会話にも配慮したい、静けさに満ちた空間です。

 

GW中は各作品に鑑賞待ちの列ができ、時間に余裕がない方は諦める様子も見られました。

 

見学後はバイクで「桜の迷宮」に立ち寄り、本村エリアへ。

住宅街の中にアートが点在し、ベネッセエリアとは異なる趣きがあります。

 

桜の迷宮
時間が限られている方はスルーしてOK

 

🏠The Naoshima Plan「水」(パスポート対象)

目の前に駐輪場があるのでアクセスしやすく、古民家の中にあがって鑑賞するタイプの展示です。

風と水の流れを感じられる、とても心地よい空間でした。

 

The Naoshima Plan「水」

 

🏠Ring of Fire(昼)(パスポート対象)

2025年の新作ということで、ぜひ見たくて訪問。

 最終入館16時ギリギリ前に滑り込みで鑑賞できました。

 

Ring of Fire(昼)

 

🍨naoshima gelatoでひと休み

歩いている途中で出会ったnaoshima gelato。

 「よく考えたらランチ以外休んでないぞ…」と気づき、ここで甘いものでエネルギーチャージ。

 アート鑑賞と街歩きで疲れた体に、ひんやりしたジェラートが染みました。

 

naoshima gelato

 

🏠家プロジェクト「石橋」(パスポート対象)

家プロジェクトは現在7軒が公開されていますが、この日は時間の都合で千住博さんの滝がある「石橋」だけ鑑賞しました。

 

築約100年の民家の中にあるこの作品は、何度見ても圧倒されます。

静けさの中で、滝の音が聞こえてくるような気がしました。

 

家プロジェクト「石橋」

千住博さんの絵画

 

ここでタイムアップ。

 本当はもっと見てまわりたかったけれど、この日のホテル高松なので最終のフェリーに間に合うよう急いで宮浦港へ。

 


Nasuchi

気づけば朝から歩きっぱなしでクタクタ…。

 

 本村からの帰り道、「この距離、もし自転車だったらしんどかっただろうな」と、電動バイクをレンタルして本当によかったと心底思いました。

 

無事にバイクを返却し、海の駅「なおしま」でフェリーの切符を購入。

 

この時点でフェリー乗り場には長蛇の列が!

 でも「草間彌生さんの赤かぼちゃを見ずに帰れない!」と、最後の力を振り絞って見学へ。

 

宮浦港にある「赤いかぼちゃ」

 

列に戻ると、すでに定員500人以上が並んでいて驚き…。

幸い2便目に案内してもらえたので無事に帰路へ。

 


Nasuchi

直島4回目にして、初めての体験でした。

 

瀬戸内国際芸術祭2025のGWは本当にすさまじかった!

とはいえ、肩がぶつかるような混雑ではなく、自然やアートを感じながら過ごせる“島旅ならでは”の良さはしっかりありました♪

 

4. 【これは絶対】美術館とレンタサイクルは早めの予約がカギ!


今回の旅で「本当に予約しておいてよかった!」と強く思ったのが、美術館と島内の移動手段。

特に瀬戸内国際芸術祭の開催期間中は、どちらも早くに満席になることがあります。

 

🎟️日時予約制の美術館・作品

直島には、事前予約が必要なアート作品・施設がいくつかあります。

作品名 大人料金(オンライン/窓口) パスポート対応
地中美術館 平日 2,500円/2,800円
土日祝 2,700円/3,000円
×
杉本博司ギャラリー「時の回廊」 1,500円/1,600円 ×
南寺 600円/700円 ×
きんざ 600円/700円 ×
Ring of Fire(夜) 1,800円/2,000円 ×

※当日窓口料金も設定されていますが、事前オンラインで完売もあります。

 

🛵移動手段の確保もお早めに!

もうひとつ大事なのが、レンタサイクルやレンタバイクの予約

島内はゆるやかながら坂道が多く、徒歩だけでは無謀。バスもありますが時間を合わせるのが大変です。

 

直島の移動手段の基本はレンタサイクルですが、GWともなると1カ月前でも完売。

幸い電動バイクの予約枠がわずかに残っていたのですぐに予約しました。

 

おうぎやで借りたレンタル電動バイク

 

✅予約は旅の“土台”になる!

移動手段と美術館の予約さえ押さえておけば、あとは天気や体力と相談しながら自由に調整するだけ。

 


Nasuchi

せっかくの直島旅を楽しむために「事前予約」はとにかく大事!

 

▶︎ベネッセアートサイト直島(美術館予約)公式サイト

▶︎おうぎや(レンタサイクル・レンタルバイク)公式サイト



5. 【使ってよかった】旅に役立つアイテム紹介(ガイドブック・パスポート)


📘公式ガイドブック

アート作品の配置、アクセス、船の時刻表まで、必要な情報が1冊に。

初めての瀬戸芸には、紙版ガイドが断然おすすめ。

電波が届かない場所でも安心です。

 

左:2025年版(電子) 右:2022年版(紙)


🛒 購入リンク

Amazonで見る(紙版)楽天ブックスで見る(紙版)

Amazonで見る(Kindle版)楽天Koboで見る(電子版)

 

🎫瀬戸芸パスポート(2025年版)

瀬戸内国際芸術祭2025では、対象作品を各1回ずつ鑑賞できるパスポートが販売中です。

 

パスポートの種類と価格(大人・19歳以上)

パスポート種別 料金 利用できる会期
春会期パスポート 4,500円 春会期(4月18日~5月25日)
夏会期パスポート 4,500円 夏会期(8月1日〜8月31日)
秋会期パスポート 4,500円 秋会期(10月3日〜11月9日)
オールシーズンパスポート 5,500円 春・夏・秋すべて

※会期中のみ有効/15歳以下無料(一部除く)

 

💡パスポートは“迷ったら買い”です


私の旅程で訪れた作品(地中美術館など対象外を除く)を個別に支払った場合、

窓口価格:5,900円/オンライン価格:5,200円かかりました。

 

これに対して、1シーズンパスポートは4,500円、

オールシーズンにしても5,500円なので、十分元が取れる内容です。

 

さらにKlookで購入すれば、クーポンでお得になることも!

 

Klookでパスポートを購入する

※Klookをはじめて登録する方は、よかったら紹介コード「SQGBR7」をご利用ください。
 500円分のクーポンがもらえます。(2025年5月現在の特典)

 

 

6. 【まとめ】日帰りでもアートも風景も楽しめる直島の魅力


今回は「ベネッセエリアをしっかり巡る」ことをテーマに、日帰りで直島をめぐってきました。

絶対に見たい作品・美術館を決めておいたことで、限られた時間でもしっかり楽しめました。

 

なそして、何よりも大きかったのが、事前予約と移動手段の確保。

 もし自転車や徒歩だったら、体力も時間も足りなかったかもしれません。

 


Nasuchi

直島は、訪れるたびに新しい発見がある不思議な島。

 

 2025年5月31日には「直島新美術館」も開館予定で、ますます訪れる楽しみが増えそうです。

 

次は、ホテル・ベネッセハウスに泊まって、夜間の美術館鑑賞も楽しんでみたいな…と密かに計画中です。

 

 ▶ベネッセハウスをチェックする(楽天トラベル)

 

日帰りでも大満足の1日でしたが、泊まりがけなら、家プロジェクトや宮ノ浦エリアももっとゆっくり巡れそう。

 

 この記事が、これから直島を訪れる方の旅のヒントになればうれしいです!

 

 

直島の旅をもっと楽しむなら、こちらもおすすめ:

▶︎直島アクセス完全ガイド|フェリー・高速船・島内交通まとめ

▶︎瀬戸内国際芸術祭2025の楽しみ方まとめ

▶︎東横イン高松駅前 宿泊記|アクセス便利な駅チカホテル

 

 

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