【上野観光】リニューアルオープンした国立西洋美術館と国際子ども図書館へ

 

 

[最終更新日]2022年6月14日 [読了目安]こちらの記事は5分程で読めます  

  

 

上野駅周辺がどんどん新しくキレイになって行くなか、国立西洋美術館も2022年4月にリニューアルオープンをしました。

そして、6月4日から始まったリニューアルオープン記念の企画展が魅力的だったので上野散歩に行ってみました。

 

スタートはJR上野駅(公園口出口)から。

 

目の前にある国立西洋美術館で企画展を見学し、

歩いて約8分の国立国会図書館 国際子ども図書館で素敵な建物を見学する散歩です。

 

西洋美術館ではモネの睡蓮のマスキングテープを2種類買って比べてみたり、お昼は国際子ども図書館のカフェテリアでカレーを食べたり自由奔放な散歩旅をお送りします。

  

 

1. 国立西洋美術館


■ 概要

名称:国立西洋美術館

住所:東京都台東区上野公園7−7

開室時間(企画展):9:30〜17:30

   金曜・土曜日 9:30〜20:00

   ※入室は閉室の30分前まで

休館日:毎週月曜日

※ただし、月曜日が祝日又は祝日の振替休日となる場合は開館し、翌平日が休館

その他、臨時に開館・休館することがあります。

 

▼開館時間・休館日等の最新情報は公式サイトをご確認ください。(別サイトが開きます)

 

 

西洋美術館から一番近い出口【JR上野駅の公園口】もリニューアルしていました!

 

昔は駅の前に小さな道路が通っていたので、横断歩道を渡るための信号待ちの人や待ち合わせの人が入り乱れてひどく混雑していましたが、原因になっていた道路と信号機がなくなっていました。

 

なので駅を出ると、ダイレクトに上野公園に入れます。

すごいぞ上野!!

 

改札の外にはNewDays(コンビニ)、2階にはスターバックスやレストランも入りとても便利な駅・改札口になりました。

 

そして、目的地の国立西洋美術館はここから1分。ほぼ目の前にあります。

 

 

■ 前庭

門から建物までの前庭はとても広々していて、目地がかっこよく見えます。

これは今回のリニューアルの変更点で、創建時のル・コルビュジエの構想に近づけようとしたそうです。

 

この前庭は常設展・企画展のチケットがなくても見られるようになりました!

 

有名なオーギュスト・ロダンの《考える人(拡大作)》や《地獄の門》など、近づいて観ることができますので、上野公園に来た際にはぜひこれだけでも見て行ってくださいね。

 

 

■ 企画展~自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで~

 

開催趣旨や、企画展のタイトルにある通り国立西洋美術館と、ドイツ・エッセンのフォルクヴァング美術館所蔵作品から、“自然”“自然と人の対話”というキーワードを持つ選りすぐりの作品が展示されています。

 

美術館という閉鎖された空間ではありますが、まるで森林浴をしているような気持の良さ、野原を散歩しているような清々しさ、絵画の中の大自然から生命のエネルギーを感じられる素敵な企画展でした。

 

また、新型のウイルスで世界中が大混乱に陥って約2年。

「自然と人の対話」というのは社会的なメッセージの一面も感じされられました。

 

写真は一部作品を除いてOKです。

 

撮影禁止の作品にはマークが付いています。また、撮影はOKでもフラッシュは禁止です。少し暗い室内なので、自動でフラッシュが出てしまい焦っている方、注意を受けている方がいましたので、お手持ちのカメラ・スマホの設定を事前に確認しておくことをオススメします。

 

 

■ 事前予約

今回の企画展は日時事前予約制です。

空きがあれば当日券も発売されるようですが、せっかく行ったのに完売だと悲しいですし、窓口で並ぶのも面倒だと思うので予約お忘れなくです。

 

▼チケットの予約はコチラから。(別サイトが開きます)

 

■ ミュージアムショップ

ミュージアムショップは1階にあります。

企画展の特設グッズ売り場は、入口入ってすぐにあり、その奥隣りに国立西洋美術館常設のミュージアムショップがあります。

 

どちらも有料エリアの外にありますので、グッズだけ見ることも可能です。

 

 

常設のミュージアムショップには、モネの睡蓮やゴッホのバラ、美術館の建物自体をもモチーフにしたグッズが多く展開されています。

 

企画展のグッズは、今回初来日したゴッホの«刈り入れ(刈り入れをする人のいるサン=ポール病院裏の麦畑)»や、フェルディナント・ホドラー«モンタナ湖から眺めたヴァイスホルン»、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ«夕日の前に立つ女性»、そしてモネの睡蓮などをモチーフにしたものがありました。

 

 

企画展の方売り場でフリードリヒのクリアファイルとモネのマスキングテープを購入。

フリードリヒの作品は、サイズは小さいながらも夕日(または日の出)のオレンジ色が印象深く女性の後ろ姿と併せて力強いエネルギーを感じられる作品で素敵でした。

 

 

そして、常設展の方のショップでもモネのマスキングテープを購入。
モチーフが同じ作品なので、どのような違いがあるのかな??と思い比較してみました。

 


■ 企画展と常設展で購入したモネの睡蓮・マスキングテープの比較

 

写真左が企画展の売り場で購入したもので、右が常設のミュージアムショップで購入したものになります。


テープの際いっぱいまで印字されているのが企画展で、上下に白いフチが付いているのが常設展のマスキングテープです。

 



上に企画展、下に常設展のテープを貼って比べてみたところ、若干ですが睡蓮のお花の大きさが違うことが分かりました。

 

 

企画展の方が縮小されていて、2パターンの絵柄が細かく繰り返しています。

常設展の方は、絵の中でも睡蓮がメインになるようトリミングされていて、2パターンの絵柄の繰り返しも滑らかになるよう工夫されている感じがしました。

 

価格は常設展が340円、企画展の方が550円で少し高めの設定でした。

一巻きの長さがわからないので、価格の差に対しての言及は避けておきます。

 

どちらも可愛いし、短くても長くても使いやすそうなデザインなのでお土産にぴったりです♪

 

■ コインロッカー

 

利用を強くおすすめしたいのがコインロッカー!

預け時に100円硬貨が必要ですが、帰りに返却されるので気軽に使っちゃいましょう。

 

美術館あるあるのひとつかもしれませんが、最初は邪魔に感じない荷物もだんだんと重みを感じるようになり、絵に集中できなくなることがありますので、荷物はロッカーに預けるのがオススメです。

 

また、人気のある絵の前には人だかりができることも。

そんな時、荷物が邪魔をしてベストポジョンに行けなかったり、気づかないうちに他の人にぶつけてしまっていたり…なんてことも起こりかねません。

 

なので、荷物はロッカーへ預けるのがオススメです。

 

美術館の建物入って右手側にもありますが、混んでいても諦めないで下さい。

 

企画展エリアの入り口手前、地下1階にも用意されています。

ぜひ、絵画に全集中できるようロッカーを活用してくださいね。

 

 

2. 国立国会図書館 国際子ども図書館

 

名称:国立国会図書館 国際子ども図書館

住所:東京都台東区上野公園12−49

開館時間:9:30~17:00

 

■ 概要と建物見学

国際子ども図書館は、国立の児童書専門図書館です。

今回の目的は児童書の閲覧ではなく、建物の見学で訪れました。

 

この図書館は2015年に出来た“アーチ棟”と1906年に立てられた“レンガ棟” からなり、“レンガ棟”の建物はルネッサンス様式の洋館でレトロな可愛さにあふれています。

 

入館は無料です。

胸キュンな空間を余すところなく堪能してきました。

 

▼大階段・レンガ棟1~3階

 

▼ホール・レンガ棟3階

 

▼ラウンジ・レンガ棟

 

▼レンガ棟のラウンジからアーチ棟を眺める

 

▼テラス席

 

▼テラスからレンガ棟を眺める

 

今回は建物見学で訪れましたが本来は「子どもの本」に特化した場所ですので、お子様連れの家族がたくさんいました。

おむつ交換ができるトイレや、飲食可能な休憩スペースなど、設備が整っているので小さな子供と一緒に訪れるのもおススメです。

 

■ カフェテリアでランチ

レンガ棟1階にカフェテリアがあります。

 

500円のカレーライスと、ランチドリンク(150円)でアイスコーヒーを選択。

学食や社食のようなお昼になりましたが、リーズナブルで良かったです。

 

他にも色々なメニューがあり、日替わりランチ700円でロコモコプレート・味噌汁というのも美味しそうでした。

 

 

3. 他に行ってみたかった場所

今回訪れた場所以外にも上野公園周辺には様々な施設があります。

ちょっと気になった場所、次回行きたいなと思った場所を載せておきます。

 

■ 上島珈琲店 黒田記念館店

 

上野公園と国際子ども図書館の中間地点にあるカフェです。

 

ちょっとした休憩でドリンクだけ、または軽めのランチでサンドイッチを食べようかなぁと思ったのですが、1階のテラス席が満席で諦めてしまいました。

 

後日、上野で働いていた友達に教えてもらったのですが、このお店は1階より2階の方が広く、落ち着いたお洒落な空間が広がっているので、2階席がおススメ!だそうです。

 

名称:上島珈琲店 黒田記念館店

住所:東京都台東区上野公園12−53 黒田記念館別館 1・2F

営業時間:7:30~19:00

 

■ 東京国立博物館 黒田記念館

 

先程の上島珈琲と同じ建物です。

日本近代洋画の父ともいわれる黒田清輝さんの作品が無料で見られるそうです。

 

建物もクラシカルで素敵という事で、国際子ども図書館に行くならこちらも併せてぜひ♪

 

名称:東京国立博物館 黒田記念館

住所:東京都台東区上野公園13−9 東京国立博物館内

営業時間:9:30~17:00

 

■ 国立科学博物館

 

『ポケモン化石博物館』という企画展が開催中でした。

日時指定のチケットが必要だそうですが、訪れた日は当日券が売り切れ、建物の前や公園内のいたるところでポケモンGOのゲームをやっている方が沢山いて大盛況っぷりに興味をそそられました。

 

上野の国立科学博物館での開催は2022年6月19日までですが、その後、愛知県・豊橋市自然史博物館、大分県・大分県立美術館などを巡回するそうなので気になる方は公式サイトを見てみてください。

 

名称:国立科学博物館

住所:東京都台東区上野公園7−20

 

4. まとめ 

 

いかがでしたでしょうか。

半日あればリニューアルしたばかりの西洋美術館と、建物が素敵な国際子ども図書館をふらっと散歩出来ますのでよかったら行ってみてくださいね。

 

朝イチから観光するには、上野駅周辺に泊まるのがおススメです。

私はこの時、トーセイホテル ココネ上野さんにお世話になりました。

このホテルは上野駅からの近さ、大通り沿いにある分かりやすさ等おススメポイントがいっぱいありました。

 

宿泊記を綴っていますのでホテル選びの参考にして下さい。

 

最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)

 

 

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