[最終更新日]2021年8月26日 [読了目安]こちらの記事は4分程で読めます
夏休みをつかって函館から新幹線で青森県に入り、縄文遺跡や白神山地をぐる~と回った30代の気まま旅を綴っています。
今回は、青森ねぶた祭を見たことがない30代OLが、お祭り期間じゃなくてもねぶたを感じられるスポットに行って来たのでご紹介します。
年中ねぶたが見られる素敵な施設だけでなく、残念ながら2021年もお祭りは中止になってしまいましたが…
偶然見ることができた、幻の2021年ねぶた写真も載せてあります。
1. ねぶたの家 ワ・ラッセ
1年中ねぶたを感じることができる屋内型施設が「ねぶたの家 ワ・ラッセ」です。
見て、学んで、体験できる「ねぶたミュージアム」、レストラン、ショップ、イベントホールや貸室などがあります。
名称:青森市文化観光交流施設 ねぶたの家 ワ・ラッセ
住所:青森県青森市安方1丁目1−1
JR青森駅から徒歩1分
近くにはオシャレな青森土産やカフェレストランが入っているA-FACTORY、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸、AOMORIのモニュメントがあるビーチがあります。
出張で青森市に行った友達から「すごく良かったよ!!」と聞いていたので、ワクワクしながら建物に入ると、ミニねぶたがお出迎えしてくれました。
▶ねぶたミュージアム
2階へ上って「ねぶたミュージアム」の入口へ。
ねぶたミュージアム・ねぶたホールの入場料は大人620円でした。
※八甲田丸・アスパムの展望台に行かれる方は単体で買うより安くなる共通券がお得です♪
ねぶたの歴史が年表になってずらりと。
戦前からある青森ねぶたの長―い歴史には、
・お金がかかる派手な事をしてはいけないという禁止令にもめげず作り続けたり
・町内で競い合ってねぶたが大型化したり、
・中の灯りがロウソクから電飾に変わったり
・重たいバッテリーを積むために引っ張る山車のカタチになったり
紆余曲折あってとても興味深かったです。
ねぶたの作り方の説明もあり、中の骨組みや電飾、針金での形づくりが分かりやすい模型が天井からぶら下がっていました。
ねぶたの制作は、平面の下絵を基に設計図無しで立体に仕上げるそうです!!!
幅9m、奥行き7m高さ3mほどの立体を、平面の絵だけで作り上げちゃうとは…
すごすぎる―――!!
▶ねぶたホール
2階から1階へスロープを降りていくと「ねぶたホール」が出てきました。
ここには青森ねぶた祭に出陣した大型のねぶたが展示されています。
まずは大きさにびっくり!
そして電気が付いているねぶたはとても明るくてカラフルです!!
今まで写真でしか見た事がなかったので、リアルねぶたの大きさ、立体感、奥行き、繊細さなどビックリの連続でした。
おすすめポイントは、ねぶたの正面以外の側面や裏面が見られるんです!!
「全く別の作品?!」
と、思えるような違った表情をしています。
おおおおおおおおおお!
ねぶたは本物を見ないと味わえないものがいっぱいあるなぁと思いました。
▶大型スクリーン映像上映
ホールの壁にある大型スクリーンでは、実際のお祭りの映像が映し出されていました。
目の前にある大きなねぶたが街中をねり回る姿は、ねぶた自身が生きているようなカッコよさがありました。
お祭り衣装を身にまとった人たちが飛び跳ねる姿も、それを見る大勢の観覧席の人達もとても楽しそう♪
ただし、街にあふれる人人人!!
それは想像以上で、“毎年300万人越えの人が訪れる祭り”という規模のすさまじさの一端を見ることができました。
展示されているねぶたを見て結構満足していたけれど、
「いや、これは絶対本当のお祭りに来ないとダメなやつだ!!!」
と、思いました。
大型スクリーン映像上映は、30分毎に10分間上映されています。
▶ねぶた囃子演奏・ハネト体験
私は見逃してしまいましたが、同じ場所で「ねぶた囃子演奏・ハネト体験」というお祭り体験も毎日3回行われているそうです。
時間:①11:10 ②13:10 ③15:10
内容:ワラッセスタッフによる演奏等【約15分】
※囃子の演奏体験はコロナウイルス感染拡大防止のため、休止中
だからスクリーンの近くに太鼓があったのか!!!
全然下調べをせずに行ったので、この体験の存在を後から知ったのでした…残念っ!
あと30分くらい滞在してたら見れたのにぃぃ!!
残念っ!
その他、ねぶた師の中でも名人と言われる方が作られた作品の顔が飾ってあったりもしました。
最後にショップでねぶたのマスクケースを購入♪
ねぶたは全体的な大きさは同じでも、作る人やモチーフによって全く違うので見ていてとても面白かったです!!
友達におすすめされたように、私もみなさんにおススメしたくなるスポットです♪
▶2年ぶりの展示ねぶた入替え!
2021年8月30日(月)~8月31日(火)に、ねぶたミュージアム内の展示ねぶたを2年ぶりに入れ替えるそうです。
2021年9月1日(水)からは、令和3年度に制作された新作ねぶたが見られるようになります。
2. ねぶたラッセランド(ねぶた小屋)
ねぶたの制作・収納するためのねぶた小屋が並んでいる場所が「ラッセランド」で、
「青森県観光物産館アスパム」の裏手、「青い海公園」の一角にあります。
期間は5月上旬~ねぶた祭終了までの期間限定で
入り口が開いている小屋については、自由に見て良いそうです。
名称:ねぶたラッセランド
住所:青森県青森市安方1丁目2−1 青い海公園内
2021年はお祭りが中止だったので無いかと思っていましたが、夕飯のあとに海沿いを散歩していたら発見!!
ねぶたが大きいので、サーカス場⁈って感じに小屋も大きかったです。
1か所だけ小屋が開いていて、明かりが灯ったねぶたに出会う事ができました。
真っ黒な夜の空に、カラフルで鮮やかに輝くねぶたは映えていててもキレイです!
この青森旅行は、本来だったらお祭りが開催されていた日程。
ホテルの予約後にお祭りの中止が決まって残念に思っていましたが、このような形で野外で輝くねぶたを見られて嬉しくなりました♪♪
他の小屋は閉まっていましたが隙間から覗けるものもあり、
着色までされていて完成と思われるものだけでなく、和紙の貼り途中、和紙は貼り終わり着色やロウビキ中、など製作の途中も見られました。
1つだけ「ねぶた小屋開放日時」を掲示してある小屋があったので、時間をあわせて翌日あらためて訪れてみました。
掲示のあった小屋と、もうひとつ開いていて、2021年の最新作を見ることができました。
どちらも力強くかっこいい!!
日中だったのでライトアップは無し。
昨夜の光り輝くねぶたの美しさが忘れられず、この2点のねぶたが夜空に煌々と輝く姿を妄想せずにはいられませんでした。
※代替イベント開催決定!!
■令和3年8月27日(金)、28日(土) 18時~20時予定
追記:令和3年8月27日(金)開催・中継配信されました。
2022年3月31日まで配信されているので良かったら見てみてください♪
ねぶた師さんが作品に込めたメッセージや見どころを紹介していたり、
1基ずつお披露目運行がされていて、素敵でした!!
コロナ禍により中止となった令和3年度青森ねぶた祭の代替事業として、今年制作された大型ねぶた9台と昨年のねぶた師支援クラウドファンディングで制作した特別ねぶた1台を、青森ケーブルテレビ市民チャンネル生中継ならびにライブ配信によりお披露目いたします。
詳しくは、青森ねぶた祭公式サイトをご覧ください。
青森ねぶた祭 オフィシャルサイト (nebuta.jp)
3. JR新青森駅のミニねぶた
青森まで新幹線で行ったので、最初に出迎えてくれたのがこれらのミニねぶたでした。
改札内にもありました♪
そして、新幹線の停車駅らしく金魚ねぷたの新幹線バージョンも!
はやぶさ新幹線仕様にカラーリングされた金魚ねぷた可愛すぎ♡
よーくみると赤いのが混ざっています。
赤いので秋田新幹線こまち?と思いきや、JR東日本の点検カーEast-iらしいです。
(黄色い車体のドクターイエローはJR東海・西日本の点検をしているんだって!知らなかった~~)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
有名なお祭りなので展示が充実していて、お祭り期間以外でもねぶたを見たり学んだりすることができます。
みなさんも青森に行かれる際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。
ただ個人的には…
「知れば知るほどお祭りの時に見たい!!」
「お祭りの雰囲気を味わいたい!!」
と思うようになり
「お祭り再開したら、必ずやまた訪れるぞー!!!」
という気持ちが強まりました。
青森ねぶた祭りは、毎年曜日に関係なく8月2日から7日までの6日間です。
市内のホテルを予約するのは激戦のようですが、夏の夜空に煌々と輝くねぶたを見たいので頑張って市内のホテルを取ろうと思います!!
どうか、はやくまたお祭りが開催できますように
開催を願って、終わりにします。
最後までお読みいただきありがとうございました。