[最終更新日]2024年2月17日 [読了目安]こちらの記事は5分程で読めます [ad]アフィリエイト広告を利用しています
こんにちは、週末トラベラーNasuchiです。
2024年1月に高知県にある牧野植物園に行ってきました。
NHKの朝ドラ『らんまん』(2023)を見ていた方はピンと来たのではないでしょうか。
ドラマの主人公であり高知県出身の植物学者・牧野富太郎の業績を記念して開設された植物園です。
一般的には花が少ない1月でも楽しめるのかな??と不安に思いながら行ってみましたが、杞憂でした!
牧野博士が好んでいたバイカオウレンの開花時期だったので見ごたえ充分楽しめました。
この記事では、いつでも使える基本的な情報から、1月でも楽しめるの?という冬季の見どころまでご紹介いたします。
▼高知2泊3日の旅行記はコチラ
1. アクセス
レンタカーや自家用車があれば便利ですが、高知駅や桂浜を起点にバスがあるので、車なしでも行くことができます。
■ バス
「MY遊バス」という周遊バスで行くことができます。
バスは、JR高知駅、はりまや橋、牧野植物園、桂浜など高知市内の観光スポットを抑えているのでとても便利でした。
最寄り駅は「牧野植物園正門前」で、名前の通り正門の目の前に到着します。
その他、「竹林寺前」「五台山展望台」も利用可能です。
「竹林寺前」のバス停は、植物園の中門から少し下った場所(植物園の温室や南門の近く)にあります。
※南門は現在工事のため閉鎖中
牧野植物園から少し離れますが、時間があるならば「五台山展望台」から展望台と竹林寺を通って牧野植物園へ行くのもおススメです。
五台山展望台で降りた場合の高低差を含めたルートは、
五台山展望台→下り坂→竹林寺(西入口)→階段下る→竹林寺の入り口→少し上り坂→牧野植物園の中門
という具合です。
3カ所巡るならこのルートが楽です。
■ 車
車で行く場合は、普通車225台分の駐車場が無料で使えます。
- はりまや橋から車で約20分
- 高知自動車道「高知IC」から一般道で約20分
- 高知東部自動車道「高知南IC」から約15分
- 高知龍馬空港から高知東部自動車道経由で約25分
※牧野植物園のある五台山(ごだいさん)は、一方通行です。
※道路案内板の「五台山」または、「牧野植物園」「竹林寺」を目指してください。
2. 見どころ
ここでは園内の施設とともに見どころを紹介していきます。
■ バイカオウレン
バイカオウレンの葉は牧野植物園のロゴマークになっています。
牧野富太郎博士が好んだと言わる植物なので行ったからには見たい方も多いのではないでしょうか。
牧野富太郎記念・館展示館近くの回廊で見ることができます。
このような斜面に這いつくばっていて、1月に行った時には白く可憐な花をつけていました。
近づいてみるとこんな感じ。
小さくてかわいい~♡
開花時期は12月下旬からだそうです。
花も葉も小さくて見落としてしまうかも?!と心配な方もご安心ください。
牧野植物園は見どころに必ず分かりやすい看板があります!
朝ドラに登場した植物には「らんまん」の印もついていて、目立つので助かります。
■ スエコザサ
バイカオウレンの近くに「らんまん」で登場したスエコザサもあります。
奥様への感謝を込めて命名したロマンチックな逸話が良いですね♪
ただし、残念ながら1月だと葉は少なめです。
■ 回廊
牧野富太郎記念館の本館と展示館を結ぶ場所に約170mの“回廊”があります。
■ ふむふむ広場
回廊のとなりにある“ふむふむ広場”には、食べられるお花(エディブルフラワー)やハーブなど、レストランで出てきそうな植物が多くありました。
■ 温室
南門の近くにある温室は、今回バイカオウレンと並ぶくらい感動したスポットです。
まずは入り口、自動扉を入る前に上をご覧ください。
まるでナウシカやラピュタのようなジブリの世界っぽい空間が出てきます。
自動扉をくぐる前に必ず見上げてくださいね♪
園路の設計も面白くて、水盤の下をくぐれたり、
少し歩くと雰囲気が変わったり、
最後はエレベーターで昇ると、温室の一番高いところから眺められるようになっていました。
植物も色々ありました。
見ごろの植物には「咲いています」や「実っています」という札が出ているので小さな花や園路の奥にある実も見落とさず楽しめます。
葉っぱと実が同化して見つけにくいところは、このように実の近くに矢印までつけてくれて見せ方に熱がこもっているなぁと感心しました。
他にも温室には、バニラビーンズになる実や、
チョコレートの原料、カカオの実にも出会えました。
おいしそう♪
鉢植えのランもたくさんありカラフルでした。
■ 南園50周年記念庭園
園内は何度も拡張しているようで、2008年(平成20年)に誕生したエリアには池があり、春や夏だと気持ちいいのだろうなと思いました。
1月はスイセンが小さな春を告げるように咲いています。
■ 牧野富太郎像
南園にある牧野富太郎の像は、植物園のパンフレット表紙にもなっている場所です。
1月は周りの木の葉が落ちてしまっていますが、太陽がさんさんと降り注ぐ気持ちのいい場所でした。
■ 牧野富太郎記念館 展示館
これは1991年(平成11年)に新設された建物で、設計は建築家内藤廣氏。
起伏を活かした建物も見どころのひとつです。
▼牧野富太郎記念館 展示館(動画)
また、中庭では牧野博士ゆかりの植物約250種類がみられるようです。
▼中庭の様子(動画)
屋内では企画展・牧野富太郎物語(2023年11月3日~2024年5月12日)が開催中でした。
連続テレビ小説「らんまん」(NHK)に登場した植物のエピソードや逸話、植物図などを見ることができるので、ドラマを観ていた方にはたまらない展示なのではないでしょうか。
私はドラマを観ていなかったのですが、図鑑の原図、赤ペンの入った校正など貴重な資料に興奮!!
牧野博士の植物図が間近にみられたり、床が抜けそうなほどの紙の束だったエピソードが知れたり面白かったです。
常設展の方でも生涯の紹介や植物図の展示など見ごたえたっぷりで、特にこの言葉がすごく心に響きました。
建物内には、トイレや休憩スペースもあります。
■ さくら・つつじ園、薬用植物区
展示館の奥にあるさくら・つつじ園、薬用植物区は、芽が出ていない植物が多くて1月は少し寂しい感じでしたが、寒い時期に咲くサクラや、ヒラミレモンの果実を見ることができました。
■ 正門・土佐の植物生態園
牧野植物園の正門から、チケットセンターのある牧野富太郎記念館・本館までの通路は「土佐の植物生態園」となっています。
牧野博士をはぐくんだ高知県の豊かな自然を再現しているそうで、たくさんの植物があります。
植物毎にネームプレートが付いているので、パッと見ただけでもすさまじい種類があるなぁと感じました。
■ 牧野富太郎記念館 本館
正門から入る場合チケットセンターはここ牧野富太郎記念館 本館です。
建物の中央にタイワンマダケが生えている面白い作りで、コインロッカーやお手洗い、カフェ、ギフトショップなどがあります。
■ 植物研究交流センター・中門
中門を利用する方のチケットセンターはこちら植物交流センターです。
ここにもギフトショップやコインロッカー、お手洗い、レストランなどがあります、
1階には実験室や標本庫が見学できるエリアがあります。
この他、ここには書ききれていない施設もあります。
全部を回りたい!!となるとかなり時間がかかりますし、高低差もあるので歩きやすい靴で行くことをおススメします。
■ 1月に咲いていた花や実
この他にも色々あったので、園内探してみてくださいね。
植物園では「見ごろの植物マップ」というチラシも作ってくれているので入り口でこれをもらって歩くと、咲いている花が見つけやすいかもしれません。
3. レストラン・カフェ
園内にはレストランとカフェが1か所ずつあります。
■ レストラン
レストラン「C.L.GARDEN」は中門のある植物研究交流センターの3階にあり,眺望抜群だそうです。
ハンバーグランチやふもとの市場で仕入れたお魚ランチなど旬の野菜をふんだんに使った地産地消の洋食メニューがあります。
レストラン利用だけなら入園料がかからないようで、実際私の前にいたご夫婦はレストラン利用で入られていました。
ランチタイムは人気が高そうです。
場所:植物研究交流センター 3F
時間:9:00~17:00
モーニング 9:00~11:00(O.S 10:30)
ランチ 11:00~15:00 (O.S 15:00)
カフェ 15:00~17:00(O.S 16:30)
■ カフェ
カフェ アルブル Café arbreは、牧野富太郎記念館・本館にあります。
先にレジで注文するセルフスタイルで、食事系のメニューは無く飲み物とケーキが頼めます。
座席は室内とテラス席があり、ブランケットを借りてテラス席でケーキとハーブティを頂きました。
癒される~♡
レストランに比べると座席数は少なめですが、こちらもお客さんが多くいらっしゃいました。
4. お土産
お土産屋さんは2か所あります。
1つ目がカフェと同じ場所(牧野富太郎記念館・本館)です。
ここでは小さな花が咲いているランや、エアープランツの販売もありました。
牧野博士が描いた植物画のクリアファイルなどは2店舗どちらにも置いてありました。
2つ目はレストランの隣です。
(中門・植物研究交流センター3階)
先ほどと同じく、植物画のクリアファイルなどの他、こちらには可愛らしい刺繍の小物などもありました。
個人作家さんの作品のようです。
可愛すぎて友達用のお土産に購入してしまいました。
自分用には、バイカオウレンが描かれている筒状のパッケージが素敵なクッキーや、高知の柚子を使った入浴剤などを購入。
オシャレなお土産が充実しています!
5. 所要時間
植物や牧野博士にどのくらい興味があるか、高低差のある道をどのくらい歩けるか、天候はどうかなど所要時間は人によって大きく変わりそうです。
私はバスの時間があったので2~3時間いる予定でしたが、行ってみたら楽しすぎてあっという間に3時間経っていました。
さらに、どうしても最後にもう一度温室を観たくてバスを1便遅らせ30分延長。
3.5時間いました!
それでも少年広場やこんこん山広場、土佐寒蘭センターなどは行けていません。
余すことなく全部まわりたい!!となると、4時間以上は必要かもしれません。
逆に、展示は観ずに見ごろの植物を少し見られればいいとなると3時間では長すぎるかもしれません。
園内は起伏があり、園路によっては舗装されていないので歩きやすい靴と身軽な格好で行くのがおススメです。
バス旅の方は、コインロッカーを活用すると良いですよ。
■ コインロッカー
コインロッカーは、正門側(牧野富太郎記念館・本館)と、中門側(植物研究交流センター)にあり、利用後100円硬貨が戻ってくるタイプでした。
6. 入園料
入園料は、
- 一般 730円(高校生以下無料)
- 団体 630円(20名以上)
- 年間入園券 2,930円(1年間有効のフリーパス)
面積や見られる内容からすると普通の一般料金でも安い!!と感じるところですが、対象者はお得な割引もあります。
私が確認できた所では、MY遊バスの乗車券、龍馬パスポート、JAF会員証を見せると、団体料金になります。
7. まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)
▼高知2泊3日の旅行記はコチラ
▼高知おススメホテルの宿泊記はコチラ
▼ホテル予約は旅行サイトを使うと便利です!