[最終更新日]2023年8月28日 [読了目安]こちらの記事は8分程で読めます [ad]アフィリエイト広告を利用しています
こんにちは、週末トラベラーNasuchiです。
2023年7月、夏休みを利用して北海道の道東(野付半島)と道北(利尻島・礼文島)に行ってきました。
今回は、礼文島3日目に礼文林道コースの一部と礼文滝コースをトレッキングした旅行記です。
朝からバスを間違えたりの失敗はありましたが、島の人におススメを聞いて選んだルートは、キレイな水が流れる沢を歩いたり、秘境のような場所でお花が見られたりして大正解でした!!
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- 1. この日のトレッキングルート
- 2. バスを間違えて、タクシーで出発
- 3. 礼文林道入り口(元地口)
- 4. レブンウスユキソウ群生地
- 5. 礼文滝コース入り口
- 6. ハイジの丘
- 7. ハイジの谷
- 8. 沢沿いの道
- 9. 礼文滝とランチ休憩
- 10. 来た道を戻る
- 11. 念願のバスに乗車
1. この日のトレッキングルート
どのコースを歩こうかな?
「礼文林道コース」の場合、南北どちらからスタートしたらいいのかな?
このように悩んでいた時に、
「礼文林道コースは元地口から“ウスユキソウ群生地”まで行って、戻ってくるハイライトコースがおススメだよ」
と、礼文島の人に教えてもらいました。
別の方からは
「最近“礼文滝コース”に行かれたお客様が、桃源郷のようなお花畑が広がっていて素敵だったと仰っていましたよ。歩いている人があまりいないので素敵な風景を独り占めできるのも良かったみたいです」
という情報を頂きました。
なので私は、
「礼文林道コース」を<礼文林道元地口>から<礼文滝入口>まで歩いて「礼文滝コース」へ。帰りは、来た道を歩いて<礼文林道元地口>に戻る工程にしました。
※マップは礼文島トレイルオフィシャルウェブの礼文島トレイルマップを使わせて頂いてます。
礼文林道を<香深井>まで抜ける歩き方も気になりましたが、<香深井>からフェリーターミナルに戻るバスが2時間に1本しかなくて時間調整が難しそうだったので、今回のルートにしました。
2. バスを間違えて、タクシーで出発
出発から失敗話になりますが、ホテルから礼文林道入り口までバスで行く予定だったのに間違えてしまいました。
この残念な体験が、これから礼文林道を歩く人の参考になったら救われるので
- どう間違えたのか、
- 本来乗るべきバスはどれだったのか、
- 間違えたあとのリカバリー策はどうだったのか、
を書き残すことにしました。
①どう間違えたのか
「元地行き」のバスに乗ろうとしていた。
※フェリーターミナル9:00発(病院前9:01発)の元地行きのバス
トレッキングコースを歩くのにとても参考にさせてもらった「礼文島トレイルオフィシャルウェブ」の礼文滝コースの紹介に、
フェリーターミナルのある香深から礼文林道元地口まで路線バス(元地行き)を利用すると効率的です。
と書いてあったので「元地行き」のバスに乗ろうとしていました。
どうやらこの情報が古かったようです。
2016年(平成28年)11月に「新桃岩トンネル」が供用開始され、バスのルートも変わってしまったようです。
②乗るべきだったバス
「桃岩登山口行き」のバス
※フェリーターミナル8:40発(病院前8:41発)の桃岩登山口行きのバス
自由乗降区間のため、乗車時に「礼文林道の入り口で降ろして下さい」と伝えると目的地付近に停まってくれるそうです。
③間違えたあとのリカバリー策
ホテルの人にタクシーを手配してもらった
バス停に行ったらなんだか嫌な予感がして、ホテルに戻って「礼文林道に行くバスは…」と聞いてみたら間違っていることが判明!
フロントスタッフさんにタクシーを呼んでもらいました。
休日だったので「もしかしたら出払っていて配車は難しいかもしれません」と言われていましたが何とか手配してもらえました。
タクシーの運転手さんが
「土日は貸切予約でいっぱいで、自分もこの後フェリー到着に合わせて貸切なんですよ」
とおっしゃっていたので、不幸中の幸いだったようです。
タクシーに乗れなかった場合、2kmくらいの山道を登らないといけない所でした。
3. 礼文林道入り口(元地口)
恥ずかしながらタクシーで<礼文林道元地口>に到着しました。
バスなら250円ですが、タクシーは1,120円でした。
9:00
「礼文林道コース」トレッキングスタートです。
砂利道で、車1台分が通れる広さの緩やかな上り坂が続きます。
この道はトレッキングコースではありますが車道でもあるのでたまに車が通ります。
礼文林道は道幅が狭く車両のすれ違いが困難な場所があります。車両通行の際は元地(南)から香深井(北)の一方通行にご協力ください。
引用:礼文滝コース | 礼文島トレイルオフィシャルウェブ
という注意書きが出ていますが、私たちが歩いている時は逆走する車がいてビックリしました。
他のトレッキングコースに比べて道幅が広いのでおしゃべりしながら歩くのには良い道です。
4. レブンウスユキソウ群生地
9:30
「礼文林道コース」の目玉スポット「レブンウスユキソウ群生地」は、車道から逸れてロープの張ってある歩道に進みます。
島の西側の海に向かって斜面が広がっていて、そこにたくさんのレブンウスユキソウが咲いていました。
強い風が吹く場所にしっかりと根を張っているのを動画でも撮ってみたのでよかったらご覧ください。
(音量注意:風の音が大きいです)
「桃岩展望台コース」のツバメ山付近で見た時よりも花の状態が生き生きとしているようでした。
写真だと分かりにくいかもしれませんが、白い点々に見えるのがレブンウスユキソウです。
“群生”して咲いている景色は圧巻です!
ここまで片道約30分なので、このレブンウスユキソウ群生地だけを見て引き返すハイライトツアーがあるのも納得のきれいな風景でした。
ですがこの先にある「礼文滝コース」の“桃源郷”は別格の良さなのでぜひもう少しお付き合いくださいね♪
5. 礼文滝コース入り口
10:00
スタートから約1時間で、「礼文林道コース」と「礼文滝コース」の分岐点に着きました。
ここから約2キロ先にある礼文滝を目指します!!
最初は笹原と森林を抜けていきます。
急に視界が開けました。この後が絶景スポットです♡♡
6. ハイジの丘
10:25
グーグルマップで「ハイジの丘」と表示されているあたりです。
これから歩く谷間や、島の西側の海が見下ろせます。
急斜面を下りながら、花や木の実が色々あって心癒される風景だなぁと思っていたら、シマリス発見!!
カメラを起動しようとしている間に逃げられてしまいましたが、とても可愛らしかったです。
7. ハイジの谷
ハイジの丘を降りると、次はハイジの谷。
滝に向かって流れる沢に沿って歩きます。ここでは高山植物や浜辺の植物を見ることができます。
8. 沢沿いの道
途中、何度も沢を渡りました。
川幅が狭いと渡りやすくて、
飛び石が大きい所も渡りやすい。
基本的には大人の歩幅であれば問題なく歩けるのですが、まれにどの石の上を歩こうか悩ましい場面もありました。
靴は普通のスニーカーでも歩けなくはないですが、このような沢を渡らなければいけないので、防水でグリップ力のあるトレッキングシューズがあると便利です。
礼文島は、このような低山用のローカットタイプがおススメです。▼
ゴアテックスという防水素材を使っている靴が安心だそうです。
私は幅広のためキャラバンの派生ブランドCRVのFree Trekを使っています。▼
真っ黒でシンプルなデザインなので、大雨や雪の日の通勤靴としても使えて重宝しています。
そして、ついに滝の上に到着しました。
ここから海岸の浜辺までは、今日一番の急斜面!
滝の落差と同等の斜面を、ロープをつたって下りていきます。
9. 礼文滝とランチ休憩
11:00
礼文林道元地口をスタートしてから約2時間で礼文滝に到着です。
島の西海岸にあるこの滝は、陸路から来るにはこの「礼文滝コース」を歩くしか方法がないようで、ちょっとした秘境感がありました。
景色の美しさは「ハイジの丘」「ハイジの谷」の方が良かったなぁ。
滝から流れ落ちる水は海の方に向かっています。
ここで小休憩。
じゃなくてお昼タイム!!
泊まっていたホテル花れぶんで作ってもらったお弁当を食べました。
美味しい~♡
それから海岸を散歩。
気の向くまま休憩したり散歩したりして45分くらいこの海岸で過ごしていました。
10. 来た道を戻る
11:45に滝を後にし、来た道を戻りました。
帰りは、海岸から滝の上までの急斜面や、沢からハイジの丘までの急斜面を登らないといけないので息を切らしながら頑張りました。
12:40
礼文滝入口に戻ってきました。
休憩しながら、帰りのバスを確認していなかったことを思い出し調べてみました。
(帰りは下り坂なので歩けばいいかと思っていました)
桃岩登山口バス停13:35発(フェリーターミナル行き)のバスがあることが分かりました。
私「ここから55分くらいでタクシーを降りた場所まで戻れれば、バスでフェリーターミナルまで行けそうだけど、どうする?」
連れ「早歩きしてバスに乗ろう!」
と言ってくれたので、今までにないスピードで歩きました。
13:00 レブンウスユキソウ群生地
レブンウスユキソウ群生地でトイレに寄り、花をもう一度愛でるのも忘れませんよ♪
その後は競歩かっ!とツッコミたくなる速さで歩いていたら、雲の間から利尻山の頂上が見えました!!
「今度こそバスに乗れるといいね」
と利尻山も応援してくれている気分になりました。
11. 念願のバスに乗車
13:25 礼文林道元地口に到着!
9:00から歩き始めて、4.5時間くらいでした。
桃岩登山口バス停はここからもう少し山を登った場所にありますが、ここでバスを待つことに。
なぜなら礼文島のバスには「自由乗降区間」というのがあり、手を上げて運転手さんに乗車アピールすれば好きな場所で乗せてもらえるらしいのです。
朝はバスに乗れなかったので、13:35に桃岩登山口バス停を出発したバスが見えた時の喜びもひとしおでした。
バスの終点は「フェリーターミナル」ですが、花れぶんに泊まっていた私はその1つ前のバス停・病院前で下車。
部屋に戻ると草餅が置いてありました♡
こんな感じで、礼文林道コースの南側と、礼文滝コースをトレッキングしました。
最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)
明日ついに最終日!
と、その前にこの日は素泊まりだったので夜に食べた美味しい郷土料のお店の記事が続きます。
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