[最終更新日]2023年8月7日 [読了目安]こちらの記事は5分程で読めます

こんにちは、旅行好きな30代会社員Nasuchiです。
北海道の東の方にある野付半島に行ってみたくて、2023年の夏休みを利用して行ってきました。
“トドワラ”が見られる「野付半島」という場所に、午前と午後2種類の方法で行ってみました。
前回の記事は午前中に別海町観光船を利用して海側から行ってみた旅行記を綴りましたので、今回はレンタカーで陸地側から行ってみた午後の様子を綴ります。
トドワラの近くにあるネイチャーセンターで食べられるイクラ丼や海鮮ラーメンも美味しかったのでお昼ごろに行くのもおススメです。
▼午前は別海町観光船で海側から野付半島を攻めてみたよ!はコチラ
- 1. 野付半島やトドワラに車で行けるのか
- 2. 竜神埼と野付埼灯台
- 3. 野鳥観察舎
- 4. 野鳥観察舎の先
- 5. 野付半島ネイチャーセンター
- 6. トドワラ トラクターバス
- 7. トドワラ
- 8. ナナワラ
1. 野付半島やトドワラに車で行けるのか
野付半島は地図で見ると不思議で面白い形をしているし、ふるさと納税で食べたこのエリアのホタテのおいしさに感動して興味を持ち旅先に選びました。
あまり情報が無くて、車でどこまで行けるのか??行ってからはどこまで歩けるのか??
分からない事だらけでした。
■ 「野付半島」ってどこ?
そもそも「野付半島」はどこにあるのでしょうか…?
グーグルマップで見てみましょう。
航空写真バージョンで見ると、こんな土地があるの??というのが分かりやすいのではないでしょうか。
全長28kmの砂嘴(さし)で、野付半島の付け根部分は「標津町」で途中から先端までは「別海町」となっています。
(資料によっては全長26kmと表記されているものもありました。とりあえず車で走っていても遠いなぁと思うくらい長いです。)
■ 「野付半島」には車で行けるの?
「野付半島」を調べていたら観光船が出てきたので、逆に車で行けるのか??と疑問に思いましたが、行けました。
駐車場は、「野付半島ネイチャーセンター」と、その先の「野付駐車場」があります。
トドワラへは「野付半島ネイチャーセンター」に駐車し、そこから30分くらい歩くかトラクターバス(有料)に乗って行くことが出来ます。
野付半島ネイチャーセンターの先に進むと「野付駐車場」があり、ここに駐車すると灯台や野鳥観察舎にサクッと歩いて行けます。
野付駐車場にもトイレがあって観光客にやさしい感じです。
名称:野付駐車場
「野付駐車場」の先にも道路がありますが「漁業者専用道路」になるため、許可のない“車両は侵入禁止”。
許可は野付半島ネイチャーセンターで「研究」や「観察」目的ならばとれるそうです。
また、“徒歩”で入ることは禁止されていないとネイチャーセンターの方が教えてくれました。
ただし、「左側は漁師さんの作業場があり、右は沼になっているので道から外れないように注意してください」と、「先端まで行くなら往復4時間くらいみて…」そして先端に行っても「何もない」とのことでした。
■ 車両侵入禁止の先には何がある??
車両侵入禁止の先には何があるのか…「何もない」と言われつつも気になってしまい1時間くらい歩いてきたので次の章でお答えします。
2. 竜神埼と野付埼灯台
ここからは、車両侵入禁止の先には何があるのか綴っていきます。
まず最初にシカの群れに遭遇しました!
写真では分かりにくいですが、シカが草を食べていました。
その先には「別海十景 竜神崎 野付風蓮道立自然公園」の看板があり、草原が広がっています。
奥に見えるのは「野付埼灯台」で、入れないけれど下まで行くことができます。
ここまでは結構人が来るみたいで、みんなが草を踏んで道を作ってくれているので歩きやすいです。(でも蚊に刺されやすい人は長ズボンの方が安心かも)
名称:野付埼灯台
3. 野鳥観察舎
野付埼灯台から道路に戻り、進んでいくと「野鳥観察舎」があります。
車両侵入禁止の看板から歩いて8分くらい。
道路の脇にぽつんとあります。
中に入るとこんな感じ。
窓を開けるとちょうど沼地?湿地帯が広がっています。
小屋の中で静かに座っていると、鳥の鳴き声や風の音、後ろ側からはオホーツク海の波の音が聞こえてきて、天然のヒーリングミュージックのようで癒されました。
野鳥について全く分からないけれど、ずっと外を眺めていられる癒しの空間でした。
名称:野鳥観察舎
4. 野鳥観察舎の先
野鳥観察舎の先にはなにがあるのでしょうか。
野付半島の先端まで行く時間はなさそうだったのですが、何があるのかあるいは無いのか気になって歩き続けました。
野鳥観察舎の付近は右手に池のような沼のような水たまりがあります。
もう少し進むと、水たまりは減って草原が広がります。
また、奥に進むにつれてシカとの距離が近くなるのは面白かったです。
駐車場付近では草原にいることが多かったシカが、奥に進むにつれて道路際の草を食べていたり、道路を渡って海側の場所の草を食べていたり。
距離が近いのと、歩いている人間の方が珍しいのとで、シカもビックリした様子です。
小鹿ちゃんがいる群れの大人たちはコチラをとっても警戒していて、なんだか興味本位で歩いてきちゃって申し訳ないなぁという気持ちにもなりました。
道路の両脇に漁師さんの作業小屋や重機が置いてありますが、人影が全くありません。
(たまに許可証のある車が通ります)
車両侵入禁止から片道30分くらい歩いた場所はこんな感じでした。
ひたすら右手側に草原が広がり、左手には海や漁師さんの施設が点在する風景です。
お腹も空いてきたし、雨もパラついてきたのでここで折り返すことにしました。
帰り道もシカの群れにたくさん会えて、北海道の大自然を満喫できる散歩道でした。
5. 野付半島ネイチャーセンター
車で野付半島ネイチャーセンターまで戻って、お昼ごはん休憩です。
ネイチャーセンターには展示や売店の他、レストランも併設されていてとてもありがたかったです。
■ 展示(2階)
2階には野付半島がわかる展示があります。
ゴマフアザラシのはく製なども置いてありました。
■ トイレ(1階)
男女別と多目的トイレがあります。
トイレや自動販売機、ベンチが1階にあるので小休憩にもおススメです。
■ 売店(1階)
1階にはお土産屋さんがあり、別海町の牛乳、コーヒー牛乳、飲むヨーグルトなどチルド製品も揃っています。
そして、写真に撮り忘れましたが「標津羊羹」が美味しかったです!
▼標津羊羹は楽天市場でも取り寄せ可能!
標津羊羹は、
“北海道産「金時豆」と北海道産「ビート糖」を主原料に創業時より伝わる特異な製法を用いて練り上げた味は、甘さをおさえたソフトな仕上がりになっております。”
という説明の通り、ベタベタしないソフトな甘さでどんどん食べ進めちゃいました。
1個50gのひとくちサイズが1個からでも買えるようになっていて、この旅行後半にトレッキングした時のおやつで大活躍でした。
▼ふるさと納税の返礼品にもなっています
北海道は美味しいものだらけでお土産屋さんを見るのも楽しかったです。
■ レストラン(1階)
売店の奥にはお昼ごはんにピッタリなレストランもあります。
別海町の名物ジャンボホタテを使ったバーガーや、カレー、ラーメンなど色々なメニューがある中で選んだのは、
いくら丼(味噌汁、サラダ、漬物付き)は1,500円。

産地ならではの美味しいいくらがたっぷり乗ってこの価格はビックリ!お得でした♪
そして、連れが頼んだのは「のつけラーメン 1,200円」
この時はカニの代わりにシマエビに変更になっていましたが、シーフードがたくさん入っていてとても味わい深い海鮮スープで美味しかったです!!

北海道の幸を堪能できる食堂としておススメです!!
6. トドワラ トラクターバス
お昼ごはんの後はもう一度「トドワラ」へ。
午前中に行った「トドワラ」と最終的な目的地は同じですが、陸地側から行くコースも気になって再び行ってみることにしました。
野付半島ネイチャーセンターから歩いて行くと30分くらいかかってしまうので、片道だけトラクターバスに乗ることに。
トラクターバスは片道7分くらいなので、だいたい15分間隔で運行しているようでした。
乗車料金は、片道500円、往復1,000円で、支払いはネイチャーセンターを出て右側にある小屋です。
トラクターバスの終点は、トドワラに一番近いトイレ付近です。
名称:トラクターバス降り場
トラクターバスを降りたら「トドワラ」の看板がありますが、看板付近にはもう立ち枯れした幹は残っていません。
もう少し先まで木道を歩く必要があります。
7. トドワラ
トラクターバスを降りてから5~10分くらい木道を歩くとトドワラの先端まで行けます。
ここまで来てやっと立ち枯れした幹が見られました。
午前中にも来た場所ですが、今回はワシみたいな大きな鳥がトドワラのてっぺんに陣取っていました。

午前とちょっと違う雰囲気でラッキーでした!
帰りは植物や風景をゆっくりみたかったのでトラクターバスを使わず歩きました。
トドワラの説明の看板を読んだり、お花を見たり。

ハマナス等の実もありますがここにはキツネが生息しているので食べては絶対にダメ!だそうです。
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途中でトラクターバスに抜かされましたが、トラクターバスと歩行者は道が分離されているので安心して歩けます。
8. ナナワラ
トドワラは「トドマツの原っぱ」で、ナナワラは「ミズナラの原っぱ」だそうです。
トドワラは歩いて散策ができるのですが、ナナワラの方はガイドさんと一緒じゃないと入れないので、一般の人は駐車場から見るしかありません。

トドワラに比べて遠くからしか眺められないのは残念。
ナナワラの方は手前の立ち枯れした幹の奥にまだ森が残っていますが、ここもだんだんと海水によって立ち枯れが進んでしまうようです。
自然が作り出す風景なので、繰り返しになりますが見たい方は早めに行くのがおススメです。
いかがでしたでしょうか。

トドワラは海からも陸からも行ける、北海道の自然と地盤沈下が作り出した不思議な風景でした。
陸地側からはバイクや車がないと行きにくいですが、野生のシカに会いたいよって方にもおススメスポットです。
最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)
今晩は中標津空港に近いビジネスホテルに宿泊し、明日は利尻に移動予定!!
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